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第三者によるパソコンの遠隔操作事件のこと(1)

2012年10月10日

10月6日(土)以降のテレビニュースや新聞のTOP記事などで大きな事件として取り扱われました。

 

大勢の人がご覧になったと思います。

 

みなさんはどんな印象が残ったニュースだったでしょうか。

 

  1. 知らない誰かから自分のパソコンを遠隔操作されてしまう!
  2. 無料のソフトをダウンロードしただけでウイルスに感染する!
  3. 自分ではウイルスに感染したこと、してることが判らない!
  4. 自分は何も悪いことしてない(事件としては)のに警察に逮捕される!

 

こんなことかもしれないですね。

 

そして口々に言った言葉は「怖い」かもしれません。

 

そのとおりですね。怖いです。
見ず知らずの人が自分のパソコンを経由して悪事を働く。
その悪事は自分になすりつけられる。困った話です。

 

この事件の背景になっている【ボット】と呼ばれるウイルスは、感染したパソコンを遠隔地から自由に操作することが出来る仕掛けを組込むことを目的としています。

 

離れたところに居るウイルスを操作する人は、その仕掛けを使って何をするのかは判りません。
もちろん、ボットがパソコンに感染したからと言って、どこまでのことが出来るのかも判りません。

 

我々が知ることでも、

 

  • パソコンについているカメラを通してパソコンの前や周囲を観察する。
  • パソコンについているマイクを通してパソコン周囲の音を聞く。
  • パソコンの中のファイルをコピーして手に入れたり、削除が出来る。
  • パソコンの持ち主が普段行っているWeb操作を、なりすまして行う。
  • パソコンの中にあるメールソフトを使って、なりすましたメールを送る。
  • Word、Excelや、テキストメモなど、持ち主が備忘録として使っている資料を探し、色んなログインIDやパスワードなどを盗む。
  • 侵入したパソコンの中で新たなウイルスを作成し、攻撃元とする。

 

…というような動きがあると言われています。

 

もちろん、もっと高度な操作も可能な場合もあるでしょう。

 

こんな時のためにパソコンのセキュリティを確保する目的で、アンチウイルスと呼ばれる対応ソフトを導入する訳ですが、残念ながら検知出来ない場合もあります。

 

100%の安全を確保する仕組みはありません。
でも、何もしないよりは、何かしている方が少しでもウイルスを検知したり駆除をしたり、或いは、ウイルスのパソコン内での勝手な動きを抑制したりすることが出来るとは言えます。

 

最近では、スマホでもスマホの持ち主の知らないうちにアドレス帳から勝手に情報を持ち出したりする事件も起きており、残念ながら非常に重大な事件が連続して発生しています。

 

では、どう対応すれば良いのでしょうか?

 

[続く]

 

(Vol.52)

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